Nucleus CMS 3.41の進化

カテゴリ: Nucleus / 公開日: 2009年5月22日(金曜)01:42 / 投稿者: Tom Goodsun

Nucleusが3.41にバージョンアップしたことをこの前書いたが、旧バージョンからのアップグレードではわからなかった進化があった。ただ見落としていただけなのだが。

スキンの機能がパワーアップしている。

Nucleusをよく使っている人ならお分かりだろうが、Nucleusのデザインテンプレートはスキンと呼ばれ、アイテムのタイトルやコメントフォームの周りなど部分的なものはテンプレートと呼ばれて管理画面上でカスタマイズする。スキンは、スキンディレクトリで.incファイルを作り、管理画面のスキン管理で、7種類のページの設定で、それぞれ<%parseinclude(header.inc)%>というように、分割したHTML(.incファイル)を読み込むというようにしていた。

これは3.3までの機能。

3.41からは「スペシャルスキンパーツ」と呼ばれるスキンを拡張するスキンを作成することができる。

今まで、.incファイルで読み込んでいたsidebar.incやheader.incをこのスペシャルスキンパーツに置き換えたようなものだ。これだと、例えば「RSS登録リンク」や「リンクリスト」をスペシャルスキンパーツで登録しておき、それをsidebarというスキンパーツに読み込み、これをスキンに読み込ませる(<%parsedinclude(linklist)%>などと書く)ということができる。

これは考え方次第だが、CMSというくくりで言うととても革新的な機能だ。.incファイルがいらないし、管理画面ですべてを更新できるということは、どこでもスキンをいじりたい放題である。もちろん今までの.incファイルのスキンも使える。

ただエディタは普通のTEXTAREAなので、ここの使い勝手が、つまりHTMLなどのコードが書きやすいエディタならとても使い勝手も上がるだろう。とにかく、今までとかなり違う仕組みに最初は戸惑ったが、考え方によってはとても便利な機能である。